キミと出会えたこの場所〜Kanon傑作選〜 (宇佐美渉作品集)  レビュー


「うれしい事を素直に表現できるって 大切な事だもんな」(「ぽかぽかのげんき」)

初出
表紙イラスト
裏表紙イラスト
描き下ろし
折返しイラスト雪色の物語(表紙)
裏折返しイラスト5(表紙)
総扉イラスト描き下ろし
目次カット3・4(いずれも裏表紙)
裏扉カット4(表紙・一部抜粋)
あとがき。描き下ろし

平均好感度点数7.6

タイトルP数初出点数
それぞれの春<カラー>EX輝く
空の向こうへ消えた想い11
最後の冬13
雪解けの季節
Co・Co・Ro
いつかのねがい1212
二人の距離12DNA14
丘の上の天使
ティータイム
春のまわり道12DNA13
キミに捧げる祈り16
雪の小径[こみち]
春の日差し
キミとボクの探し物
Good night!DNA14
ぽかぽかのげんき1610
キミと出会えたこの場所1214
※初出については以下の通り
数字のみ→「ゲームコミック Kanon(巻数)」(ラポート)
雪色の物語→「ゲームコミック Kanon 雪色の物語」(ラポート)
EX輝く→「ゲームコミックEX Kanon 輝く少女達」(ラポート)
DNA(数字)→「Kanon コミックアンソロジー(VOL.巻数)」(スタジオDNA〔現:一迅社〕)

自分が初めて購入した個人作品集がこれでした。
当時、アンソロジーはLeaf系しか集めていなかったのですが、そこで非常に高評価だった宇佐美渉さんの作品集、しかもKanonなら何とか分かるかな、ということで、手が出ました。
結果としては、期待通りのハイレベルでした。同じタイプの話が続くため、食傷気味になるきらいはありますが、それを差し引いてもトップクラスの1冊だと思います。特に登場頻度の高いあゆ・栞メインに好印象の作品が多かったです。
「いつかのねがい」はあゆ&栞。あゆの励ましで栞が前向きになっていく様子は嬉しいものがあります。最後の笑顔はまぶしいほどです。
「二人の距離」は美坂姉妹。香里の後ろめたさを吹っ飛ばす栞の笑顔が可愛いです。それで一緒に手をつないで登校…ある意味最強かも。
「ぽかぽかのげんき」はあゆ&祐一。この作品集では祐一の出番が(主人公にしては)少ないのですが、このほのぼの関係はいいですよね。そしてあゆの強さ・悲しさ・優しさが混在したところが、Kanonの軸かな、とも思ったり。

ところでこの作品集、宙出版からの発刊ではあるのですが、掲載作品はラポートとスタジオDNA(現:一迅社)のばかり。よく出してもらえたな、と思います。


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